映画


映画がなければ生きていけない 2003〜2006

十河進 著
A5判並製  572頁
定価 2,100 円(本体 2,000 円 + 税5%)
4-88065-184-2 C0074

好評発売中!

『ニュー・シネマ・パラダイス』の映写技師アルフレードは言う。

——トト、人生は、おまえが見た映画とは違う。
人生はもっと困難なものだ。

しかし、だからこそ、つかの間の幸福を求めて僕は映画館へ通う。せめて映画でだけは夢を見たいと思う。そうなのだ、僕は様々な映画に励まされながら自前の人生を生きてきた。(本文より)

〈人生は困難なものだ。だが希望を失うな。諦めるな。そう感じさせてくれる映画を、あくまで僕は支持したい」という「僕」の矜持は、本書のどの頁からも熟成されたウィスキーのような滋味と芳香をともなって漂ってくる。読む側をじんわりと幸せな気分に誘ってくれるのである〉
解説=かわなかのぶひろ


主な目次(2003〜2006)

2003〜2006年に掲載されたコラム153本!!
ニュー・シネマ・パラダイス/ビッグ・ウェンズデー/灰とダイヤモンド/地獄の黙示録/トーク・トゥ・ハー/鉄道員/イージー・ライダー/黄昏/リオ・ブラボー/ウェスト・サイド物語/リバティ・バランスを撃った男/死刑台のエレベーター/下妻物語/ALWAYS 三丁目の夕日/花とアリス/深呼吸の必要/私をスキーに連れてって/レディ・ジョーカー/119/蒲田行進曲/修羅雪姫/女囚701・さそり/ラブ・ホテル/死んでもいい/日本春歌考/いつか読書する日/帰ってきたヨッパライ/うなぎ/その男、凶暴につき/ソナチネ/日本の一番長い日/御法度/夢千代日記/柳生一族の陰謀/将軍家光の乱心 激突/あの子を探して/紅いコーリャン/きみに読む物語/リトル・ダンサー/ピアノ・レッスン/めまい/少女の髪どめ/道/いのちぼうにふろう/知恵子抄/クロエ/お葬式/ふたり/死の棘/飢餓海峡/タンポポ/平成狸合戦ぽんぽこ/赫い髪の女/紳士協定/欲望という名の電車/波止場/エデンの東/草原の輝き/ティファニーで朝食を/ライムライト/嵐が丘/あ、うん/ユキがロックを捨てた夏/転校生/足摺岬/午後の遺言状/陽の当たる坂道/ヒマラヤ杉に降る雪/四畳半襖の裏張り/スペース・カウボーイ/ディア・ハンター/キル・ビル/レオン/オーシャンズ11/許されざる者/ミスティック・リバー/ヘッド・ライト/スタンド・バイ・ミー/飛べ! フェニックス/恋におちて/ターミネーター2  ほか……。


本書が紹介されました!!

2007.2.7 朝日新聞

2007.2.1 新文化

07.3.31 第25回日本冒険小説協会特別賞を受賞

熱海で行われた授賞式で内藤陳会長とがっちり握手をする著者

《あなたは狂おしいまでの映画に対する愛情と該博な知識を全二巻、一千二百頁に注ぎ込んだ本書によって、我等活字と映画の両刀遣い無慮数百名を欣喜雀躍させ、見事、最優秀映画コラム賞を獲得されました。時には山口瞳のエッセイから「深夜+1」を経由して「酒とバラの日々」に及び、また或る時は某名門球団オーナーの暴言からヒッチコックを経由して「カサブランカ」のボギーに及び、はたまた或る時はゴールデン街の飲み屋から「赤いハンカチ」へ、更にはスペンサーの科白から「あばよダチ公」にまで到る縦横無尽の夢想旅行に我々は笛に導かれるハーメルンの子供たちのようにただ夢中で追い縋るしかありません。映画を楽しむだけでなく、映画と共に人生を歩む貴方の生き方に感動の念を禁じえません。我々を映画というもう一つの別天地に導いてくれた貴方の栄誉を称えここに賞します》
──日本冒険小説協会会長 内藤陳

「小説宝石」誌上にて大沢在昌氏と「ハードボイルドがなければ生きていけない」と題した対談が行われました。



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