まちづくり叢書


 




チケットを売り切る劇場:
兵庫県立芸術文化センターの軌跡

垣内恵美子 林伸光 編著 佐渡裕 対談

A5判並製 212頁予定
定価2,625円
(本体 2,500円 + 税5%)
978-4-88065-283-2 C0030
3月26日発売

成功した文化施設(劇場)はどこが違うのか。優れたマネジメントの成果を検証する

財政状況悪化の中、芸術支援に対する見直しが進み、事業評価や効率化、指定管理者制度の導入等、公立文化施設をとりまく状況は厳しい。今後、地域文化政策を進める拠点文化施設(劇場)をいかに活性化し、地域に貢献するものにするか、優れたマネジメントとその成果の検証が求められている。

本書は、劇場づくりの一般論ではなく、「兵庫県立芸術文化センター」というブランディングに成功したまれな事例を基に、劇場の活動と、その受益者である観客の行動、納税者の意識など、社会的影響力を多重的に読み解き、マーケティングの具体的事例を盛り込みながら詳細に分析し、公共文化施設の活動のあり方について方向性を示す。。
佐渡裕(指揮者・芸術監督)との対談を掲載。

編者:垣内 恵美子 (かきうち えみこ)
政策研究大学院大学 文化政策プログラム 教授、プログラム・ディレクター
東京大学法学士、シドニー大学経済学修士、東京大学工学博士。文部省入省後、文化庁文化政策室長、一橋大学教授などを経て、2004年より現職。パリ大学、トリノILOセンターなどで教鞭を執るほか、国土審議会政策部会委員など。著書に『文化財政策概論』(共著、東海大学出版会)、『文化的景観を評価する』(水曜社)、『フランスの文化政策』(監訳・水曜社)など。2002年度日本都市計画学会論文奨励賞受賞、2009年度計画行政学会論文賞受賞。

編者:林 伸光(はやし のぶみつ)
兵庫県立芸術文化センター ゼネラルマネージャー兼事業部長。


おもな目次

第一章 地域の劇場
 公立劇場発展の歴史/公立劇場が抱える課題/地
 域文化的拠点としての劇場
第二章 復興のシンボル:兵庫芸術文化センターの創設
 設立経緯~震災復興のシンボル/目的・ミッション/
 公演活動~地域とともに
第三章 劇場マーケティング
 マーケティングの実際/チケットを売り切る/課題
 と将来の方向性
第四章 制作の現場から~オペラ・カルメン
 舞台制作とは/実際の制作プロセス/制作上の課
 題/兵庫におけるオペラのマーケティング
第五章 兵庫芸文センターの観客
 芸文センターにやってくる人たち/なぜ来るのか/
 なぜリピートするのか
第六章 県民にとっての劇場
 劇場の価値とは/芸文センターの便益推定/サポー
 ターはどこに
第七章 対談 林伸光×佐渡裕


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