まちづくり叢書


 

 

固有価値の地域観光論:京都の文化政策と市民による観光創造

冨本 真理子 著

A5判並製 224頁
定価2,835円
(本体 2,700円 + 税5%)
978-4-88065-256-6 C0036
2月28日発売


市民主導の新しい観光政策とは。日常的な生活文化が観光事業の資源となる。

2003年の“観光立国宣言”以降、観光立国推進基本法の成立や観光庁の設置など、観光産業は21世紀の日本における重要な国家戦略として位置づけられている。

本書では国や地域の伝統・文化をオリジナリティのある“固有価値”としてとらえ、特に日本と京都市において固有価値を最大限に高めることによって生じた観光政策の変遷と現状について調査・研究をおこなったものである。その中では従来にはない地域社会との交流という新しい観光の形を重視し、特に訪日外国人観光客への聞き取りによる満足度調査や人材育成の実態調査、フリーペーパーによる地域の取り組みなどの豊富なデータと事例を掲載し詳細に分析した。

今後さらに増加するであろう外国人観光客への魅力的な地域観光の提供と、観光資源としての固有価値を高める事例は市民主体の新しい観光論として、また魅力あるまちづくりを進めるための実務者や研究者にとっての必読書である。

著者:冨本 真理子(とみもと まりこ)
1982年南山大学外国語学部イスパニア科卒業。(株)トヨタ自動車、公文式教室経営・指導を経て、2010年京都橘大学大学院文化政策学研究科博士後期課程修了。博士(文化政策学)。京都橘大学TA。2011年より岐阜女子大学非常勤講師。


目次

序 章 新しい観光への期待

第1章   市民主体の新しい観光の発展プロセスとその諸相

第2章   固有価値論からみた観光論

第3章   日本と京都における観光政策の変遷と観光の現状

第4章   京都市におけるインバウンド・ツーリズムがめざすもの

第5章   女性たちによる新しい観光事業の創造
    −京都市におけるインバウンド・ツーリズムの現場から−
    〜ワックジャパンを事例として〜

第6章   市民による交流をテーマとした観光事業の創造
    −京都市におけるインバウンド・ツーリズムの現場から−
    〜春光院・シーコケットを事例として〜

終 章 市民主体の新しい観光から未来に向けて 。


このページのトップへ

■■株式会社 水曜社 (C)2008 suiyosha All Rights Reserved.